羅和
らわ
名詞
標準
Latin-Japanese (e.g. dictionary)
文例 · 用例
ところがツイ二三年前のこと、甲州生れの大工上りとかいう全身に黥をした大入道で、三多羅和尚という豪傑坊主が、人々の噂を聞いて、一番俺がその妖怪を退治てくれようというのでその寺に住い込み、自分でそこ、ここを修繕して納まり返り、近郷近在の無頼漢を集めて御本堂で賭博を打たせ、寺銭を集めて威張っている。
— 夢野久作 『名娼満月』 青空文庫
こっそりと渡殿の欄干を匐い上り、本堂の外縁にまわり込んでみると、本堂の真背後に在る内陣と向い合った親柱を、最前の三多羅和尚が双肌脱ぎとなり、声こそ立てねエイヤエイヤと、調子を計って押しつ緩めつしているけはいである。
— 夢野久作 『名娼満月』 青空文庫
また葛城の垂見の宿禰が女、※比賣に娶ひて生みませる御子、建豐波豆羅和氣の王一柱。
— 校註 古事記 『古事記』 青空文庫
上にいへる建豐波豆羅和氣の王は道守の臣、忍海部の造、御名部の造、稻羽の忍海部、丹波の竹野の別、依網の阿毘古等が祖なり。
— 校註 古事記 『古事記』 青空文庫
アンチテエゼの成立が、その成立の見透しが、甚だややこしく、あいまいになって来て、自己のかねて隠し持ったる唯物論的弁証法の切れ味も、なんだか心細くなり、狼狽して右往左往している一群の知識人のためにも、この全体主義哲学は、その世界観、その認識論を、ためらわず活溌に展開させなければなるまい。
— 太宰治 『多頭蛇哲学』 青空文庫
僕は疲れているんだ」 すぐつづいて太宰が障子をあけてのっそりあらわれた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
そのうちに、私は荒涼たる疑念にとらわれはじめたのである。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
女中さんがあらわれて、どうぞ、と言う。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
作例 · 標準
古代ローマの哲学書を原典で読むため、図書館の奥から分厚い羅和辞典を引っ張り出してきた。
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ラテン語の授業の予習に欠かせない羅和辞典は、使い込みすぎて表紙が擦り切れている。
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専門用語の語源を調べるうちに、電子辞書だけでなく紙の羅和辞典も手元に置きたくなった。
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