皮切
ひせつ
名詞
標準
文例 · 用例
」「そりゃ、張って張って仕様がないから、目にちらつくほど待ったがね、いざ……となると初産です、灸の皮切も同じ事さ。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
が、その皮切りをやる者がなかった。
— 黒島伝治 『パルチザン・ウォルコフ』 青空文庫
世帯|染みたことに没頭しているいま、池上にしろ葛岡にしろ、また逢って最初に切出す皮切りのひと皮の挨拶が妙に億劫な気がいたします。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
處で發頭人の手前、出來ませぬまでも、皮切をいたしませぬと相成りませんので。
— 泉鏡太郎 『片しぐれ』 青空文庫
處で發頭人の手前、出來ませぬまでも皮切をいたしませぬと相成りません。
— 泉鏡太郎 『二た面』 青空文庫
そして一九六七(昭和四十二)年の春を皮切りに、つごう四回にわたって中国を訪れている。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
こうした移植性の高い言語を採用したことで、マイクロソフトは一九八二年八月のアップル※版の発売を皮切りに、さまざまなバージョンを短期間に送り出し、十月にはIBM自身からのマルチプランの発売にこぎ着けることができた。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
女を知らぬ前と知った後との分界線を俗に皮切りという。
— 二葉亭四迷 『平凡』 青空文庫