幻辞.com

稜角

りょうかく
名詞
1
標準
corner
文例 · 用例
性なきまでに白げられたる、木の骨――というより外に、与える名がない――と、砂に埋まれた楕円石や、稜角の鋭いヒイラギ石やは、丁度、人間の屍骸が、木乃伊となって、木偶か陶製の人物か、区別が見えないと同じように、原性を失って、唯一自然の平等相に復帰している。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
稜角の端まで這い出して、小さい阜――古代の動物の骨のようにゴロゴロ転がっている石の堆積――の上に立った、石はビッショリと濡れて、草鞋が辷る。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
それからまた、ちょっと見ると火打ち石のように見える堅緻で灰白色で鋭い稜角を示したのもあるが、この種のものであまり大きい破片は少なくもこのへんでは見当たらない。
寺田寅彦 小浅間 青空文庫
寒さは強く、路上の雪は稜角ある氷片となりて、晴れたる日に映じ、きらきらと輝けり。
森鴎外 舞姫 青空文庫
寒さは強く、路上の雪は稜角ある氷片となりて、晴れたる日に映じ、きら/\と輝けり。
森鴎外 舞姫 青空文庫
遠い雪山の稜角が日光に閃くような趣の北畠八穂の文学は、素木しづ子の短篇が近代化された姿で思いかえされる。
宮本百合子 婦人と文学 青空文庫
わたしにとって詩は、(詩はわななく指で みだれ みだれ 細い文字の こころのうずき)だが、わたしにとって詩は、(詩は情緒のなかへ崩れ墜ちることではない、きびしい稜角をよじのぼろうとする意志だ)わたしは人波のなかをはてしなくはてしなくさまよっているようだ。
原民喜 鎮魂歌 青空文庫
わたしにとつて詩は、(詩はわななく指で みだれ みだれ 細い文字の こころのうづき)だが、わたしにとつて詩は、(詩は情緒のなかへ崩れ墜ちることではない、きびしい稜角をよぢのぼらうとする意志だ)わたしは人波のなかをはてしなくはてしなくさまよつてゐるやうだ。
原民喜 鎮魂歌 青空文庫
作例 · 標準
古い石造りの建物の稜角は、長い年月の風雨にさらされてすっかり丸みを帯びていた。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
その彫刻家は、大理石の稜角をノミで丁寧に削り落とし、滑らかな曲線を創り出していった。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
暗闇の中でうっかり家具の稜角に足の小指をぶつけてしまい、あまりの痛みに声も出なかった。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
2
標準
dihedral angle
作例 · 標準
航空機の翼の設計において、安定性を高めるために適切な稜角を持たせることが重要となる。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
数学の授業で、二つの平面が交わってできる稜角の大きさを求める複雑な計算問題が出題された。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
結晶学の分野では、鉱物の種類を特定するために表面の稜角を正確に測定する装置が用いられる。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview