様声
さまこえ
名詞
標準
文例 · 用例
「や、これ、太吉さん、」 と差配様声を掛ける。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
私の大嫌な作った姫様声は熱を持ち、響き、打掛の裾をさばいての大きな運動とともに、体中ぞっとするような真実に打たれた心持は忘れ難い。
— ――九月の帝国劇場―― 『印象』 青空文庫
それならあなたは私も要らなければ、ほかのなんらの援助も要らないことになりますね」 この整然たる言いかたは、初めはKを唖然とさせたが、次に彼は画家と同様声を低めて言った。
— DER PROZESS 『審判』 青空文庫
而してこの黒い鳥が、やはり厭な斯様声で啼きつづけているだろう。
— 小川未明 『不思議な鳥』 青空文庫