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潤筆

じゅんぴつ
名詞
1
標準
文例 · 用例
伊勢は寂照寺の画僧月僊は、乞食月僊と言はれて、幾万といふ潤筆料を蓄め込んだ坊さんだが、その弟子に谷口月窓といふ男がゐた。
薄田泣菫 幽霊の芝居見 青空文庫
蔡襄はそれを見て、「潤筆料としては、少しあっさりし過ぎてるようだ。
薄田泣菫 艸木虫魚 青空文庫
商人は四条派の画家によく金を欲しがる持病があるのを知つてゐるから、「それでは伺つた印に潤筆料だけ承はつて参りませう。
大正五(一九一六)年 茶話 青空文庫
伊勢は寂照寺の画僧|月僊は乞食月僊と言はれて、幾万といふ潤筆料を蓄め込んだ坊さんだが、その弟子に谷口月窓といふ男がゐて、沈黙家で石のやうに手堅い性れつきであつた。
大正五(一九一六)年 茶話 青空文庫
書はどうも六朝でないと見醒めが致しましてね……」 かうは言ふものの、依頼者の腹では、画を頼めば、潤筆料がどつさり要る。
大正六(一九一七)年 茶話 青空文庫
潤筆料を値切られる不愉快さを知つてゐる画家は郵便切手を買ふにも、石を買ふにも値切つてはならない筈である。
大正八(一九一九)年 茶話 青空文庫
氏の潤筆料に黄金などは無用の沙汰で、兎角は石の事/\。
大正八(一九一九)年 茶話 青空文庫
「はい、それは私が、柳沢権太夫殿から受取つた潤筆で、藤森の社でお賽銭に奉納したものに相違ございませぬ。
初出未詳 茶話 青空文庫