席書き
せきがき
名詞
標準
文例 · 用例
暮のお席書きの方が、試験よりよっぽど活気があった。
— 蕎麦屋の利久 『旧聞日本橋』 青空文庫
字句の置きかたは、今まであまり心にしてゐなかつたので違つてゐるかもしれませんが、お席書きの字數が長くなつたからばかりでなく、先生からその字句の意味を口授されたのが、どこか頭にのこつてゐたのだ、と思ひます。
— 長谷川時雨 『吾が愛誦句』 青空文庫
いはば家族的な、私塾のやうなもので先生も兒童ものんきでしたから、初春に、學校と、自分の宅へと張り飾る大字を、席書きといつて年末に書くのでした。
— 長谷川時雨 『吾が愛誦句』 青空文庫
出来の上で、と辞して肯ぜぬのを、平にと納めさすと、きちょうめんに、硯に直って、ごしごしと墨をあたって、席書をするように、受取を―― 記一金……円也「ま、ま、摩……耶の字?
— 泉鏡花 『夫人利生記』 青空文庫
お席書がすめばその日から休みで、かえりには蜜柑がもらえる。
— 蕎麦屋の利久 『旧聞日本橋』 青空文庫