経世家
けいせいか
名詞
標準
statesman
文例 · 用例
この狭屋の内には、菅公は失敗せる経世家、桃青は意気地なき遁世家、馬琴は些々たる非写実文人、西行は無慾の閑人となりて、白石の如き、山陽の如き、足利尊氏の如き、仰向すべきは是等の事業家の外なきに至らんこと必せり。
— 北村透谷 『人生に相渉るとは何の謂ぞ』 青空文庫
吾人は政論家として若くは経世家として、是問題を唱道する者にあらず、尤も濃厚なる、尤も着実なる宗旨家として、善く世の道理力と人の正心とを対手として、以て吾人の天職を尽さんとするにあり。
— 北村透谷 『「平和」発行之辞』 青空文庫
私が今日ここにお話しいたしましたデンマークとダルガスとにかんする事柄は大いに軽佻浮薄の経世家を警むべきであります。
— 信仰と樹木とをもって国を救いし話 『デンマルク国の話』 青空文庫
この辺は経世家のおおいに注意せねばならぬところであります。
— 伊波普猷 『ユタの歴史的研究』 青空文庫
こういう場合に天下の大勢に通じて、自国の立場を知る経世家があって、能くこの二思想を調和して民衆を誘導していったならば、こういう禍を未然に禦ぐ事が出来たに相違ないが、惜い哉こういう人物は当時一人もいなかったのでございます。
— 伊波普猷 『琉球史の趨勢』 青空文庫
これ等の人々は、若いブルジョア日本の建設期に、文化的な活動と文学活動との分化を未だ認識せず、商売をはじめた政治家とひとし並或は一頭角をぬいた経世家として、自身を感じていたのであった。
— 宮本百合子 『文学における今日の日本的なるもの』 青空文庫
私はこの意味において、かの食物公給条例を制定せし英国経世家の所業を賢なりとすると同時に、わが国においても、せめては大都会の貧民区に、さしあたっては私人の慈善事業としてなりとも、早くこの種の施設の実現さるるに至らんことを切望する者である。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
経世家のあくまでも注意用心すべきところのものなり。
— 福沢諭吉 『学問の独立』 青空文庫
作例 · 標準
その国の未来を担うべきは、真の経世家であると彼は信じていた。
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困難な時代にあって、国民の信頼を集めた偉大な経世家が現れた。
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経世家は、短期的な利益よりも国家の長期的な繁栄を考える。
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