あんたはん
あんたはん異読 アンタハン
代名詞
標準
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文例 · 用例
彼は五円紙幣を無雑作に恵まれて驚き、「あんたはん。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
登勢はえくぼを見せて、それはそれは、わがまま者の伊助がいつもご厄介どした、よその人とちごて世話の掛る病いのある人どすさかいに、あんたはんかてたいてやおへんどしたやろ。
— 織田作之助 『螢』 青空文庫
それは火のついたようなあの赤児の泣声に似て、はっと固唾をのむばかりの真剣さだったから、登勢は一途にいじらしく、難を伏見の薩摩屋敷にのがれた坂本がやがてお良を娶って長崎へ下る時、あんたはんもしこの娘を不仕合せにおしやしたらあてが怖おっせと、ついぞない強い眼でじっと坂本を見つめた。
— 織田作之助 『螢』 青空文庫
あんたはん、どないおしやすか」「お母ちゃん、あて、かなわんのどっせ。
— 織田作之助 『大阪の可能性』 青空文庫
取次の女中へ何かいう、浅間な住居で、手に取るような、その「あんたはん、居やはりますか。
— 泉鏡花 『白花の朝顔』 青空文庫
……なぞといって、まじくないながら、とつおいつのうち、お絹が、四五人で客に連れられて来たのだけれど、いまは旅館に一人で残った……(早う、あんたはんの許へ来とうて、来とうてな。
— 泉鏡花 『白花の朝顔』 青空文庫
「あんたはんに恥を掻かせた、済まんなあ、……生命の親え。
— 泉鏡花 『白花の朝顔』 青空文庫
「何もな、何も知らんのえ、私路之助はんのは、あんたはん、ようお馴染の――源太はん、帯が弛む――いわはった妓どすの。
— 泉鏡花 『白花の朝顔』 青空文庫
作例 · 標準
あんたはん、ちょっとお手伝いしていただけますか?
大阪弁で「あんたはん」と呼びかけるのは親しみがある。
あんたはんのご意見をお聞かせください。
京都の茶屋でおかみさんが「あんたはん」と呼んでいた。