苦にする
くにする
表現動詞-サ変-する
標準
to worry
文例 · 用例
自分で自分を向上させることの出来るものですから、無理に隆鼻術の施行や美容法研究をせずとも、「此に欠くるところも彼に増すこともあれば又以て自ら善くするに足る」道理で、然のみ苦にするには当りません。
— 幸田露伴 『運命は切り開くもの』 青空文庫
ところが三郎のほうはべつだんそれを苦にするふうもなく、二三歩また前へ進むとじっと立って、そのまっ黒な目でぐるっと運動場じゅうを見まわしました。
— 宮沢賢治 『風の又三郎』 青空文庫
ところが正直のところシカゴ畜産組合がこのビジテリアン大祭を決して苦にするわけはない。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
なんだねえ、報恩ができるの、できないのと、そんなことを苦にするおまえさんでもなかろうじゃないか。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
」「…………」「夫人、」「…………」 十四 少時――主税ももう口を利こうとは思わない様子になって、別に苦にする顔色でもないが、腕を拱いた態で、夫人の一足後れに跟いて行く。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
熱も無いやうなのを唯苦にして居るのだから、初めは不審に思つて居ると自分で計つては苦にするのでよく驗温器を檢べて見ると、よく/\古い狂つたので平熱でも八度近くまで騰る。
— 長塚節 『開業醫』 青空文庫
加之自分が後には其女を引きとつて必ず分娩させてやるから其邊は苦にすることはない。
— 長塚節 『開業醫』 青空文庫
先づ旅行なぞといふ事になると、一週間も前から苦にする。
— 森鴎外 『魔睡』 青空文庫
作例 · 標準
彼は他人の評価を気にしすぎて、いつもそれを苦にしている。
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些細なことでも、彼女はすぐに苦にしてしまう。
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仕事の失敗をいつまでも苦にせず、前向きに進むべきだ。
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