獣化
けものか
名詞
標準
文例 · 用例
太った大きな、野獣化した野鼠との格闘のことが文学にもあらわれている。
— 宮本百合子 『鼠と鳩麦』 青空文庫
「蓋棺の後」に起るものは神化か獣化(?
— 芥川龍之介 『続文芸的な、余りに文芸的な』 青空文庫
そういう状態を、彼は自ら、人間性の獣化と考えるのであった。
— 豊島与志雄 『裸木』 青空文庫
人間性の獣化ということは、必ずしも不名誉なことでも不愉快なことでもない。
— 豊島与志雄 『裸木』 青空文庫
妖怪は、塔の上の変獣化鳥、半人半魔の奇異像である。
— ノウトルダムの妖怪 『踊る地平線』 青空文庫
己れの生存のために、餓えを救わんとして試みかけているその瞬間を妨げられた群犬は、ここでは残らず狂犬であり、猛獣化しておりました。
— 恐山の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
勿論それが理想化し、霊獣化して、彫刻家の意匠により、ことさらにそれに角を附加するという事は考えられぬでもない。
— 喜田貞吉 『奥羽地方のシシ踊りと鹿供養』 青空文庫
しかしながら、仙台領において特にそれが鹿の角であるという事は、これを霊獣化したとだけでは解釈されない。
— 喜田貞吉 『奥羽地方のシシ踊りと鹿供養』 青空文庫