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吹き上げる

ふきあげる
動詞-一段動詞-他動詞
1
標準
to blow up (i.e. wind)
文例 · 用例
私は鉛のような憂鬱に閉されて、湯玉で蒟蒻の切れの躍るのが、土鍋の中から嘲笑うように感じられるので、吹き上げるのも構わず、蓋でぐっと圧えていました。
岡本かの子 扉の彼方へ 青空文庫
みんなの声や、鉄の材料の触れ合う音は、下から風の吹き上げるときは、手にとるように聞こえました。
宮沢賢治 グスコーブドリの伝記 青空文庫
けれども残念な事に、そうした色んな計画が、天井に吹き上げる煙草の烟と共に、数限りなく浮かんでは消え、消えては浮かみして行くうちに、私はいつも失望しないわけに行かなかった。
夢野久作 鉄鎚 青空文庫
此の花園は春から夏にかけて、陽に光る逞ましいにわとこや、細まかく鋭いおうちの若葉が茂る間にライラックの薄紫の花が漾い、金鎖草の花房が丈高い樹枝に溢れて隣接地帯の白石池から吹き上げる微風にまばゆいばかり金色が揺らめいて居た。
岡本かの子 ガルスワーシーの家 青空文庫
更に東岸の土手を傳うて吹き上げる時、土手の短い枯芝の葉を一葉づゝ烈しく靡けた。
長塚節 青空文庫
けれどもそこで無人の二等車の柔らかいクッションの上にドッカリと腰を卸して、ナナの煙を一ぷく吹き上げると間もなく、私の心境にまたも重大な変化が起った。
夢野久作 少女地獄 青空文庫
殊に後者については、諸君は何故に最少のエネルギーを取出すことに苦心するかと思われるだろうが、抑々原子崩壊によって生ずるエネルギーはものすごく強大であって、僅か角砂糖ほどのものを崩壊することによって生ずるエネルギーで、わが国の全艦隊を天空一|哩の上へまで吹き上げることが出来るのである。
海野十三 諜報中継局 青空文庫
そして終ひの五日間は、毎晩裾から吹き上げる夜寒を怺へて、二時間も三時間も教壇に立つた爲に風邪を引いて寢たのだといふ事であつた。
石川啄木 足跡 青空文庫
作例 · 標準
強風がビニールシートを吹き上げ、遠くまで飛ばしてしまった。
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熱気球のバーナーが、熱い空気を袋の中に吹き上げた
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台風が屋根瓦を一枚残らず吹き上げた、とニュースで報道された。
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吹き上げる(ふきあげる) — 幻辞.com