気随気儘
きずいきまま
名詞
標準
as one pleases
文例 · 用例
お店からはこの六月で手当は貰えなくなるし、その上、あの娘にこの先き気随気儘にされてうっちゃられたら、あたしゃ喰べられなくなるよ。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
その上にこの女は弟と二人ぎりの気随気儘の暮しをしていて、遠慮|気兼をする者が一人もいなかったから、若い男は好い遊び場にして間断なしに出入して、毎晩十二時一時ごろまでもキャッキャッと騒いでいた。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
早起、私は自から省みて考へる、――私は節度ある生活をうち建てなければならない、ワガママを捨てて規律正しく生きなければならない、私はあまりに気随気儘だつた、私の生活にはムラがありすぎた、省みて疚しくない生活、俯仰天地に恥ぢない生活、アトクサレのない生活――さういふ生活にこそほんたうの安心立命がある。
— 種田山頭火 『一草庵日記』 青空文庫
特に信玄から授けられた武田家の割符を持っているので、甲州の地は気随気儘に通ることも出来れば泊まることも出来る。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
どうも尻の落ちつかぬ、恐ろしく気随気儘な男で、しじゅう営倉へ入れられたり、監禁されたりで――実にいろんな目にあってきたんですがね。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
また村の寄りあひ、即ち村会においては、村長の投票数にも一定の限度があつたにも拘らず、いつも最高点で勝利を占め、まるで気随気儘に自分に都合のいい者を使つて、路ならしや溝掘りをさせるのであつた。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 前篇』 青空文庫
同じ広い旅に出てながら、この気随気儘な世間師の味が分らねえかと思うと可哀そうだ。
— 小栗風葉 『世間師』 青空文庫
養家に行きて気随気儘に身を持崩し妻に疏まれ、又は由なき事に舅を恨み譏りて家内に風波を起し、終に離縁されても其身の恥辱とするに足らざるか。
— 福沢諭吉 『女大学評論』 青空文庫
作例 · 標準
定年退職した後は、誰に気兼ねすることもなく気随気儘に全国を泊まり歩きたい。
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「週末くらいは時計を見ないで、気随気儘にダラダラ過ごさせてよ。」
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彼は会社を辞めてフリーランスになり、気随気儘な生活を満喫しているようだ。
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