推拡
すいかく
名詞
標準
文例 · 用例
そういう仮名の用法上の調査研究について、宣長翁の研究が『古事記』に限られていたのを推拡めてあらゆる古典について研究したのが龍麿であったのであります。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
これだけの範囲に止まる事と思うが、しかしながら民族自決の提唱に於て表わされたこの精神はあくまでも尊重し、漸次にこれを推拡めて往かなければならぬ。
— 大隈重信 『永久平和の先決問題』 青空文庫
皆これ白馬城主の金魚に対する憐憫を、今一つ下層の穀物にまで推拡めたものであった。
— 野鳥雑記 『野草雑記・野鳥雑記』 青空文庫
斯う云ふ意見を推擴めて人民の共有に之れをしたいと斯う云ふやうな議論が隨分反對の側からは立ち得ると自分は信じます。
— 森鴎外 『假名遣意見』 青空文庫