塗りつける
ぬりつける
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to smear
文例 · 用例
それからアスファルトの屋根材の継目に塗りつける黒いペイントを顎のとこへ大きな点につけてしばらくの間じっとそんな油や何かの乾くのを待ってたが、それがきれいに乾くとこんどは鏡台の引出しをあけてにせものの金歯を二枚出して犬歯へはめました。
— 宮沢賢治 『税務署長の冒険』 青空文庫
縄に石鹸を塗りつけるほどに、細心に安楽の往生を図ることについては、私も至極賛成であって、甥の医学生の言に依っても、縊死は、この五年間の日本に於いて八十七パアセント大丈夫であって、しかもそのうえ、ほとんど無苦痛なそうではないか。
— 太宰治 『狂言の神』 青空文庫
(五百円や三百円、)と大な声して、(端金子、)で、底力を入れて塗りつけるように声を密めて……(な、端金子を、ああもこうもあるものかい。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
ぽたぽたと塗りつける雨、神経に塗りつける雨、霊魂の底の底まで沁みこむ雨雨あがりの日光の欝悶の火花。
— 北原白秋 『東京景物詩及其他』 青空文庫
〔Gen-gen, byo_-soku-byo_,〕 …… 〔Gen-gen, byo_-soku-byo_,〕 ……お岩稲荷大明神様……南無妙法蓮華経…… 日が光る、くわつと暑い空気が淀む、鶏頭が笑ふ……石鹸を剃毛で掻き立てて顔一面に塗りつけると、白子のやうに眼ばかり青く光り出す。
— 北原白秋 『桐の花』 青空文庫
自分のそそうの責任を私に塗りつけるのはひどい。
— 堺利彦 『私の母』 青空文庫
ファウスト、膝を打ちて直ちに、剃刀を用ひずしてを剃る術」とのみ云へば魔的に聞ゆれど、余の研究するところに依つて見ると、これは単に、液状になしたる砒石の素を塗りつけるのみの至つて原始的な手段なりき。
— 牧野信一 『変装綺譚』 青空文庫
常識的に見ると、こういう複雑な場合では、この周囲の社会的事情そのものの中にある原因を十分探究摘発すべきであって、たまたま派手ずきで目立っていた一婦人の虚栄心という所にのみ、その責任の大部分を塗りつけるのは無理です、何か弱いものいじめのような気がします。
— 宮本百合子 『果して女の虚栄心が全部の原因か?』 青空文庫
作例 · 標準
壁に泥を塗りつけて、土壁のような質感を出した。
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怪我をした部分に薬を塗りつけると、少し痛みが和らいだ。
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パンにチョコレートクリームを塗りつけて、子供たちが喜んで食べた。
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標準
to shift (the blame onto someone else)
作例 · 標準
自分の失敗を他人に塗りつけるような真似はするな。
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彼はいつも、責任を部下に塗りつけるずるいやり方をする。
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会議でのミスを新入社員に塗りつけるのは、あまりにもひどい。
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