凝固まり
こりかたまり
名詞
標準
coagulation
文例 · 用例
御自分の無良心な、二重人格式の性格の人知れぬ強さを、どこどこまでも深刻に楽しみ、誇って行こうとしておられる、変態趣味的に極端な個人主義の凝固まりなのです。
— 夢野久作 『少女地獄』 青空文庫
「いつまでたっても支那人は、迷信のこりかたまりなんだからな。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
しかるにお志乃様ときた日には、こりかたまりのキリシタンで、信仰を換えようとはなされない。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
省吾という人がそんなにしてアメリカなんかへ行ってひどいこりかたまりになってしまったわけや、日本へかえって来て、そこで亡くなった気持には、深い複雑な、そして痛切なものがひそんでいたらしく思われる。
— 宮本百合子 『本棚』 青空文庫
囚人となつた清吉と、囚はれてはゐない自分との差は、少しも違つてはゐなかつたし、むしろ、囚人こそは善人のこりかたまりで、社会に放り出されてゐる自分達のやうなものこそ、本当の囚人なのだと、富岡は、刑法の良心といふものが、ひそかにうたがはしくもなつてきた。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
小心な軍人魂のこりかたまり、小さい口、武骨な横柄さ、しかしそのわれめから見える人間らしさ。
— 一九四五年(昭和二十年) 『日記』 青空文庫
しかるに北条左内様は、――あるいはご自身におかれましては、さようでないかは存じませぬが、しかしお父上との関係上、こりかたまりの幕府方のお方と、申し上げなければなりませぬようで。
— 国枝史郎 『娘煙術師』 青空文庫
この病体全く碁にこりかたまりてそれよりのことなれば、碁はまずやめにして、気を転ずることよしと、歌、三味線にかえしなり。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
作例 · 標準
血液の凝固まりは、怪我をした際に止血するために重要な働きをする。
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牛乳を温めすぎると、タンパク質が凝固まりを起こして分離してしまうことがある。
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この化学反応では、溶液中に白い凝固まりが生成された。
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