中飛
ちゅうひ
名詞
標準
center fly
文例 · 用例
思うに、人事において流行や廃りのある如く、自然においても旧式のものと新式のものが自らある、空中飛行機に駭く心は、やがて彗星を異しむ心と同一であると云えよう。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
(明治四十一年九月七日『東京朝日新聞』)空中飛行の将来 フランスから英国まで海を超えて飛行する事の出来たものには一千ポンドの賞金を与えると申し出した人がある。
— 寺田寅彦 『「万年筆」欄より』 青空文庫
けれども、地図によれば此処らは未だ越中の領分で、足腰の疼痛に泣く旅人も無し、山霧に酔う女もあるまいが、更に進んで雲を凌ぐ庵峠を越え、川を抱いたる片掛村を過ぎて、越中飛騨の国境という加賀澤に着くと、天地の形が愈よ変って来て、「これが飛騨へ入る第一の関門だな。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
昔、政党がさかんだった頃、自身は閣僚になる意志はてんで無く、ただ、誰かこいつと見込んだ男を大臣にするために、しきりに権謀術策をもちい、暗中飛躍をした男がいたが、良い例ではないけれども、まず、おれの気持もそんなとこだったろうか。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
また、師の発明|工風中の空中飛行機を――まだ乗ってはいけないとの師の注意に反して――熱心の余り乗り試み、墜落負傷して一生の片輪になったのもある。
— 岩野泡鳴 『耽溺』 青空文庫
(昭和六年五月、渋柿)曙町より(三) 君の、空中飛行、水中潜行の夢の話は、その中にむせっぽいほどに濃艶なる雰囲気を包有している。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
) 五 馬琴の日記『八犬伝』が日本の小説中飛び離れて挺んでている如く、馬琴の人物もまた嶄然として卓出している。
— 内田魯庵 『八犬伝談余』 青空文庫
「今のは何のお話なんですか」「なに空中飛行機の事です」と野々宮さんが無造作に言った。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
作例 · 標準
打たれた球が中飛となり、センターが捕球してスリーアウトチェンジ。
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彼の打球は伸びたが、惜しくも中飛に倒れた。
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中飛でランナーが残塁となり、得点には繋がらなかった。
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