耳が早い
みみがはやい
表現
標準
being quick-eared
文例 · 用例
それに相違ないが、なあ伴、山役人は、あれで仲なか耳が早いでな、よいか。
— 林不忘 『煩悩秘文書』 青空文庫
「小山健三さんに聴いてみい――大阪財界の元老がよく市長を引っ張ってくるから、小山さんが知っているかも知れぬ」「そうだ、そうだ、府の高等刑事に聴いてみい」「島徳か、宮崎敬介に聞いてみい、株屋は耳が早いから知っているかも知れぬ」 そこで松島は給仕を呼んで四方に電話をかけさせた。
— 賀川豊彦 『空中征服』 青空文庫
「おや、銭形の、たいそう耳が早いんだね」 万七は顔を上げて、皮肉と敵意とをこね混ぜたような、薄笑いを浮べました。
— 小唄お政 『銭形平次捕物控』 青空文庫
孔子に会えば、どうせ正面からは反対の出来ないようなことを獻策されるだろうが、うっかり話に乗っていると、人民共は耳が早いから、それがすぐにも実現するように思って、糠喜びをするかも知れない。
— 下村湖人 『論語物語』 青空文庫
七「上村が休んでいるのよ、どうしましょう」居間で向き合うとすぐに信乃が云った、「納戸は寝間にそう遠くないし、上村は耳が早いから、気づかれたらおしまいよ」「断じてやるのよ」文代は躊躇なく云った、「――断じて行えば鬼神も避くだわ、運は天にありよ」 それから声をひそめてきいた。
— 山本周五郎 『めおと蝶』 青空文庫
作例 · 標準
「来月新店がオープンするなんて、どこで聞いたの? 本当に耳が早いね。」
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業界でも耳が早いことで有名な彼は、誰よりも先に最新のトレンドをキャッチする。
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課内の人事異動の情報が広まるのは、いつも耳が早い受付の彼女からだ。
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