蔑すみ
さげすみ
名詞
標準
文例 · 用例
わたくしは顔をそむけながらも蔑すみ果てるわけには参りませんでした。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
」父は、相手を蔑すみ切つたやうに嘲笑つた。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
お父様は、相手を『獣のやうに卑しい男』とお蔑すみになつても、その卑しい男が、金の力で、お父様のやうな方に、こんな迫害を加へ得るのですもの。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
」父は、相手を蔑すみ切ったように嘲笑った。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
お父様は、相手を『獣のように卑しい男』とお蔑すみになっても、その卑しい男が、金の力で、お父様のような方に、こんな迫害を加え得るのですもの。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
蔑すみと呪いとに充たされた雪之丞の、目にも魂にも、それはよく感じられるのだった。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
――」 金三はちょいと良平の顔へ、蔑すみに満ちた目を送った。
— 芥川龍之介 『百合』 青空文庫
男はたえず私達の方を見ていたが、こんな酒場にありがちな、無遠慮な幾分|蔑すみを含んだ視線が互いにとり交されていた。
— 室生犀星 『或る少女の死まで』 青空文庫