新吹き
しんぶき
名詞
標準
文例 · 用例
その財政の窮乏を補うために、ことしの一月から新吹きの一朱銀を発行したので、俗にこれをお台場と呼んだ。
— 吉良の脇指 『半七捕物帳』 青空文庫
クライスラーは新吹込みのコンチェルトにおいて、往年の甘さと若さを失ったことは当然であるが、甘さと若さに代るに、枯淡な滋味を加えたことも、また勘定外に置くわけには行かない。
— 野村長一 『名曲決定盤』 青空文庫
この新吹込みレコードを聴くことによって、かつて我々が恐れていたロージングのうまさは、旧吹込みの不完全な録音によるカムフラージュではないかという疑いは、たった一ぺんに雲散霧消した。
— 野村長一 『名曲決定盤』 青空文庫
一九一九年以後の吹込み――つまり大戦以後のファーラーの新吹込みレコードには、もはや一枚も良いものはなかったと断言しても差支えはない筈である。
— 野村長一 『名曲決定盤』 青空文庫