詰め寄せる
つめよせる
動詞
標準
文例 · 用例
」お鳥の呼吸は烈しくなり、義雄を見つめて、じり/\と詰め寄せる樣子になり、まさに飛びもかからんばかりに、兩手の親指をおの/\四本の指で握り固める。
— 憑き物 『泡鳴五部作』 青空文庫
「何か急な御用なんですか」と御母さんは詰め寄せる。
— 夏目漱石 『琴のそら音』 青空文庫
さあ出してちょうだい」と女は詰め寄せる。
— 夏目漱石 『草枕』 青空文庫
」と、病み上りの仙太郎は危い足元をして、詰め寄せる風で太政官に近づいた。
— 上司小劍 『太政官』 青空文庫
」 喚きながら詰め寄せる。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
(弓を取って詰め寄せる)俊寛 わしを射る気か。
— 倉田百三 『俊寛』 青空文庫
(俊寛に詰め寄せる)漁夫二とその妻登場。
— 倉田百三 『俊寛』 青空文庫
稜を鋭く何箇所か空に目がけて切り立つて、孔雀石と翡翠の明暗を隈つた半島が此方の海岸に詰め寄せるかのやうに鮮かに浮出してゐる。
— 福士幸次郎 『地方主義篇』 青空文庫