中の上
ちゅうのじょう
表現名詞-の形容詞名詞
標準
above average
文例 · 用例
水無瀬はその弟妹の中の上の弟を語って、三月の行糧を、山の窟に蓄えた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
尤も、つい此の頃、飛行機で、八|景の中の上高地の空を飛んだと言ふから、船に乗つても、羽が生えて、ひら/\と、周囲十五|里の湖の上を高く飛びさうでならなかつた。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
木賃三十銭、中の上、または上の下とでもすべきか。
— 広島・尾道 『行乞記』 青空文庫
」 とお蔦は、下に居る女中の上から、向うの棚へ手を伸ばして、摺鉢に伏せた目笊を取る。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
ブルジョアどもは、その娘をダンスホールへ陳列し、プロレタリアの娘を、監獄のよりも高い煉瓦塀の取りめぐらされた、工場の中に吸い込んでしまって、その中の上出来なのを、自分らの玩弄物なる「妾」にしてしまうんだ。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
かかる思惟を作し、その女子を喚び、ひそかにこれに告げていわく、われ今宝あり、宝中の上なるものはまさにもって汝に遺すべし、汝この宝を得れば密蔵すること堅からしめ、王に知らしむることなかれ、と。
— 南方熊楠 『易の占いして金取り出だしたること』 青空文庫
その俗謠を思ひ出して、鬼涙山から飛んで來た烏と云へば、背中の上にて、『鬼涙山から飛んで來た烏』、錢のないのにかはう/\と『錢のないのにかはう/\と』と和す。
— 大町桂月 『鹿野山』 青空文庫
この俗謠の調子をもじくりて、湊町から上つて來る四郎背中の上にて、同じく、『湊町から上つて來る四郎』、足のあるのにおんぶ/″\と云へば、イヤ/\とて、身體をゆすりて泣聲を出す。
— 大町桂月 『鹿野山』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は学業成績も運動能力も中の上で、誰もが認める優等生だ。
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容姿が中の上であることに加え、性格も良いので異性からモテる。
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彼は中の上の企業に就職し、安定した生活を送っている。
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