宿り
やどり
名詞動詞-サ変
標準
lodging
文例 · 用例
またいふ、東郷大將とふたり外遊の折、乃木、かならずその國一のホテルに宿り、手袋、煙草、すべて一流のものをのみ用ゐた。
— 太宰治 『人物に就いて』 青空文庫
林の中は、雨宿りの鳥獸で大混雜である。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
捨てはてし身にも猶衣食のわづらひあれば、昼は※処となくさまよひて何となく使はれ、夜は一処不住の宿りに、かくても夢は結びつゝ、日一日とたゞよひにたゞよひて、過しゆくほどに、脊たけと共にのびゆくは、ねじけたる心なるべし。
— 樋口一葉 『琴の音』 青空文庫
捨てはてし身にも猶衣食のわづらひあれば、晝は※處となくさまよひて何となく使はれ、夜は一處不住の宿りに、かくても夢は結びつゝ、日一日とたゞよひにたゞよひて、過しゆくほどに、脊たけと共にのびゆくは、ねじけたる心なるべし。
— 樋口一葉 『琴の音』 青空文庫
廃坑春ちかけれど坑々の、 祠は荒れて天霧し、事務所飯場もおしなべて、 鳥の宿りとかはりけり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
……それをののかんそのことの、 ゆゑはにはかに推し得ね、 大礼服にかくばかり、 美しき効果をなさんこと、 いづちの邦の文献か、 よく録しつるものあらん……しかも手練の写真師が、 三秒ひらく大レンズ、千の瞳のおのおのに、 朝の虹こそ宿りけれ。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
夏の九十日間は雲水達はどこかの寺の道場に宿りを求め静に座禅工夫にいそしむのであった。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
しかしずべらに宿り込むようなことはしません。
— 岡本かの子 『智慧に埋れて』 青空文庫
作例 · 標準
今夜の宿りは、山小屋になりそうだ。
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彼は旅人に一夜の宿りを提供した。
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どこか温かい宿りを見つけて、雨風をしのぎたい。
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