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竜飛

りょうひ
名詞
1
標準
文例 · 用例
その前方遥かに七秒、十三秒くらいの間隔で光るのは竜飛岬の燈台に相違ない。
寺田寅彦 札幌まで 青空文庫
三厩から波打際の心細い路を歩いて、三時間ほど北上すると、竜飛の部落にたどりつく。
太宰治 津軽 青空文庫
この山脈は津軽半島の根元から起つてまつすぐに北進して半島の突端の竜飛岬まで走つて海にころげ落ちる。
太宰治 津軽 青空文庫
はじめは蟹田から船でまつすぐに竜飛まで行き、帰りは徒歩とバスといふ計画であつたのだが、その日は朝から東風が強く、荒天といつていいくらゐの天候で、乗つて行く筈の定期船は欠航になつてしまつたので、予定をかへて、バスで出発する事にしたのである。
太宰治 津軽 青空文庫
」とN君は腰をあげて、「船が出るやうだつたら、すぐに船で竜飛まで行きたいと思つてゐるのです。
太宰治 津軽 青空文庫
」とMさんは敏感に察して、「竜飛へお持ちになる酒は、また別に取つて置いてありますから。
太宰治 津軽 青空文庫
」「ほほ、」とN君は、はしやいで、「いや、しかし、いまから飲んでは、けふのうちに竜飛に到着する事が出来なくなるかも、」などと言つてゐるうちに、奥さんが黙つてお銚子を持つて来た。
太宰治 津軽 青空文庫
竜飛まで海岸伝ひに歩いて行くより他は無い。
太宰治 津軽 青空文庫