幻辞.com

追儺

ついな
名詞
1
標準
(ceremony of) driving out evil spirits
文例 · 用例
僕はさう思つて、新喜楽の三字に棒を引いて、傍へ「追儺」と書いた。
森鴎外 追儺 青空文庫
僕は追儺と書いた左傍に、「M. F 君に献ず」と書かうかと思つた。
森鴎外 追儺 青空文庫
追儺は昔から有つたが、豆打は鎌倉より後の事であらう。
森鴎外 追儺 青空文庫
『日本百科辞典』巻七、追儺の条にも明示された通り、当夜方相は戈で盾をたたき隅々より疫鬼を駈り出し、さて十二獣を従えて鬼輩を逐い出すのだ。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
その夜の追儺に、太宰府天満宮の神事を移して、亀戸天神に催さるる赤鬼青鬼退治の古式、江戸ッ児にはそんな七面倒臭い所作なぞ、見るもじれったくて辛抱出来まいと思の外、何がさて洒落と典雅とを欣ぶその趣味性には、ザックバランなことばかりに限らず、かかる式楽も殊の外に興がって、今に参観の者尠くない。
柴田流星 残されたる江戸 青空文庫
追儺の豆に追われる弱い奴はこの終りの奴で、大江山の鬼などはなかなか豆位で、追っぱらわれそうもない。
岸田劉生 ばけものばなし 青空文庫
大磯の追儺の男豆打てば脇役がいふ「ごもつともなり」 その大雪の光景は又 海人の街雪過ちて尺積むと出でて云はざる女房も無し と抒述されてまるで眼前に見る様だ。
平野萬里 晶子鑑賞 青空文庫
春祭りの行事に鬼の出る事の多いのは、此為であるが、後世流に解釈して、追儺の鬼同様に逐ふ作法を加へるやうになつたが、実は鬼自身が守り主なのである。
折口信夫 村々の祭り 青空文庫
作例 · 標準
節分の夜には、悪鬼を追い払う追儺の儀式が行われる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
古来より、疫病退散のために追儺の祭りが執り行われてきた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
神官が、魔除けの言葉を唱えながら追儺の儀式を始めた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
ウィキペディア

追儺(ついな)とは、大晦日(旧暦12月30日)に疫鬼や疫神を払う儀式、または民間で節分などに行われる鬼を払う行事。儺(だ、な)あるいは大儺(たいだ、たいな)、駆儺。鬼遣(おにやらい。鬼儺などとも表記)、儺祭(なのまつり)、儺遣(なやらい)とも呼ばれる。

出典: 追儺 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0