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仙窟

せんくつ
名詞
1
標準
enchanted cave
文例 · 用例
然しかう云ふ事をかくと予自身に此|遊仙窟に對する憧憬があるやうに思はれて不利益である。
木下杢太郎 京阪聞見録 青空文庫
祖父の張薦も有名の人物で、張薦はかの『遊仙窟』や『朝野僉載』を書いた張|文成の孫にあたるように聞いて居ります。
宣室志(唐) 中国怪奇小説集 青空文庫
何でもこの間|遊仙窟を見出して来たのだ。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
『遊仙窟』には〈憎むべし病鵲夜半人を驚かす、薄媚の狂鶏三更暁を唱う〉。
鶏に関する伝説 十二支考 青空文庫
わたしはね西洋へ来て居ることだの、巴里だのとは全く忘れてしまつた、あのね、遊仙窟とか紅棲夢とかの本の中へ入つて来たと云ふ気がしたんですよ。
與謝野晶子 戸の外まで 青空文庫
私は、張文成・宋玉・登徒子等の一人称発想法を採つた遊仙窟や、楚辞末流(此は既に伝来してゐたと信じる)の艶文学が、奈良の貴族や、学者を魅した力は、平安の都にも持ち越されてゐたものと思ふ。
万葉集以後の歌風の見わたし 短歌本質成立の時代 青空文庫
既に遊仙窟だけは確かに奈良朝に渡つて来て居て、其を模倣した文章さへ万葉(巻五)には見えて居るが、其外にもなかつたとは言へない。
折口信夫 国文学の発生(第二稿) 青空文庫
なお、この短歌の、「人二人」云々につき、代匠記で遊仙窟の「天上無双人間有一」という句を引いていたが、この歌の作られた頃に、遊仙窟が渡来したか奈何も定めがたいし、「人二人ありとし念はば」というようないい方は相聞心の発露としてそのころでも云い得たものであろう。
斎藤茂吉 万葉秀歌 青空文庫
作例 · 標準
霧の深い山の奥に、不老不死の仙人が住むと言い伝えられる仙窟を見つけた。
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「この仙窟の奥には、不思議な力が宿る泉があるらしい」と探検家が地図を広げる。
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仙窟の中に一歩足を踏み入れると、外の暑さが嘘のようなひんやりとした空気に包まれた。
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