胸にこたえる
むねにこたえる
表現動詞-一段
標準
to go to one's heart
文例 · 用例
先ず嫌疑者の両の手に器械の電極をシッカリ握らせておいて、色々の問を掛ける、そのうちにギックリ胸にこたえる事があると器械の鏡から反射する光線がピクリと動く。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
相手の胸にこたえるような冗談口をさがして、投げ合いながら、皆ゾロ/\階段を食堂へ上って行った。
— 小林多喜二 『工場細胞』 青空文庫
と、こう云って聞かせたら、大抵は胸にこたえる筈だ。
— 三つの声 『半七捕物帳』 青空文庫
おいしい雑魚を焼いてゆつくり昼飯を食べてから近在を散歩する、春寒い風が胸にこたえるので、長くは歩けなかつたが、蕗のとうと句とを拾つて戻つた。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
死に対する恐怖、未知の世界に対する畏敬と悲しいような、独りな心持が強く胸にこたえる。
— 一九一七年(大正六年) 『日記』 青空文庫
(さてはこの男ここでまた一芝居を……) と、胸にこたえるところがありましたので、いっそ蹴殺してやろうかと足を上げました。
— 国枝史郎 『怪しの者』 青空文庫
瞼に浮かぶそういう姉の姿を、今、眺めてみると、しみじみと胸にこたえるものがあって、なにか淋しく頼りないものに思われるのだ。
— 豊島与志雄 『悲しい誤解』 青空文庫
直吉は何か胸にこたえるものがあって、立ち上って待ちました。
— ――近代説話―― 『土地に還る』 青空文庫
作例 · 標準
彼の厳しい忠告が、深く胸にこたえた。
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期待に応えられなかったことが、何よりも胸にこたえた。
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その別れの言葉は、私の胸にこたえて忘れられない。
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