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拭布

ふきのの異読 ふきの
名詞
1
標準
dish towel
文例 · 用例
流の処に、浅葱の手絡が、時ならず、雲から射す、濃い月影のようにちらちらして、黒髪のおくれ毛がはらはらとかかる、鼻筋のすっと通った横顔が仄見えて、白い拭布がひらりと動いた。
泉鏡花 国貞えがく 青空文庫
「之で、朝鮮にいる千恵さんさえ居てくれたら皆揃うた言うことになりまんのにナ」 権右衛門の盃に酒をつぎ、こぼれたのを拭布でふきながら、さり気なく言った。
織田作之助 俗臭 青空文庫
」 おくみは袋戸棚の抽斗から、おかみさんにさし上げるお茶碗を出して拭布をかけながら言つた。
鈴木三重吉 桑の実 青空文庫
――」「…………」 暫く黙って長火鉢に拭布をかけながら、やがてなみがいいことを思いついたというように云った。
宮本百合子 縫子 青空文庫
」 寛子は二階からぎくしゃくした茶餉台を持って降りて、濡れ拭布でごしごし拭くと、茶碗をならべ始めた。
林芙美子 泣虫小僧 青空文庫
もしお前さんが、ちゃんと皿拭布をかけたというなら、この曇りかたはどうしたんだろう。
POIL DE CAROTTE にんじん 青空文庫
彼らは中途で拭布を放り出す訳に行かなかった。
夏目漱石 明暗 青空文庫
のりと鍋と刷毛とをもって、生れ出る婦人民主新聞のためにビラをはって歩いた初代の編輯長櫛田ふきののちに。
――婦人民主クラブの生い立ちと櫛田ふきさん―― その人の四年間 青空文庫
作例 · 標準
食事の後、シンクに置いてあった拭布で手を拭いた。
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彼女は、台拭きや拭布をいつも清潔に保つように心がけている。
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汚れた食器を拭布で拭きながら、今日の出来事を振り返った。
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