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耶姫

耶姫
名詞
1
標準
文例 · 用例
毎年、富士の山仕舞いの日に木花咲耶姫へお礼のために、家々の門口に、丈余の高さに薪を積み上げ、それに火を点じて、おのおの負けず劣らず火焔の猛烈を競うのだそうであるが、私は、未だ一度も見ていない。
太宰治 服装に就いて 青空文庫
この大暴風雨の中でも、せめて一つ、木花咲耶姫へのお礼の為に、誰かが苦心して、のろしを挙げているのであろう。
太宰治 服装に就いて 青空文庫
足|一度静岡の地を踏んで、それを知らない者のない、浅間の森の咲耶姫に対した、草深の此花や、実にこそ、と頷かるる。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
古くさい書物|棚から、唐守、藐姑射の刀自、赫耶姫物語などを絵に描いた物を引き出して退屈しのぎにしていた。
蓬生 源氏物語 青空文庫
「竹取の老人と同じように古くなった小説ではあっても、思い上がった主人公の赫耶姫の性格に人間の理想の最高のものが暗示されていてよいのです。
絵合 源氏物語 青空文庫
右は、「赫耶姫の上った天上の世界というものは空想の所産にすぎません。
絵合 源氏物語 青空文庫
耶姫は竹取の翁の一つの家を照らすだけの光しかなかったようですね。
絵合 源氏物語 青空文庫
まことこれ日の本の不尽、木花咲耶姫の神、神しづまりに鎮まらす不尽の御嶽ぞ、見よ目に見えて近ぢかと明け初むるなれ。
北原白秋 観相の秋 青空文庫