男冥利
おとこみょうり
名詞
標準
the good fortune to have been born male
文例 · 用例
併しあのくらゐの女に首つたけ惚れられるといふのは男冥利で、殿樣もよくよく好い月日の下にお生れなすつたのでございませう。
— 岡本綺堂 『箕輪の心中』 青空文庫
此一舞踏が濟んだなら、姫の居處に目を着け、此賤しい手を、彼の君の玉手に觸れ、せめてもの男冥利にせう。
— ROMEO AND JULIET 『ロミオとヂュリエット』 青空文庫
お前でなければ出来ない仕事だ」「見込まれたとあっては男冥利、ようがす、ウントコサ頼まれましょう。
— 国枝史郎 『天主閣の音』 青空文庫
男と生れたからには、この光源氏の君のようなのが男冥利の頂上だと、浅吉は、羨ましくなりました。
— 他生の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
」「なぜといってそうではないか、女郎屋の亭主から謝絶られたのだ」「男冥利でございますよ」「おれもそう思って諦めている」「それが一番ようございます。
— 国枝史郎 『名人地獄』 青空文庫
なんという男冥利、一同こころひそかに弓矢八幡と出雲の神をいっしょに念じて、物凄い気合いをただよわせているのもむりではない。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
かかる賢女を妻にしながら、我のこのまま朽ち果つるぞならば、男冥利に尽きもやせむ。
— 清水紫琴 『葛のうら葉』 青空文庫
親不孝は仕馴れているが、綺麗なのを縛っておいちゃ、男冥利が悪い」「馬鹿野郎、なんて口の利きようだ」 こんな事を言いながらも、平次はガラッ八の親思いを知りつくしております。
— 綾吉殺し 『銭形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
例句