老犬
ろうけん
名詞
標準
old dog
文例 · 用例
「由」が轅棒を上げて走り出すと、いつの間にか皆のうしろに来て居た老犬のくまが、わん、わん、吠えてあとを追った。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
ある時外から帰ってきて、酒を飲んで寝た時に、家内の者が傍へ往って見ると、人間でなくて村の酒屋の老犬であった。
— 田中貢太郎 『老犬の怪』 青空文庫
この老犬には変化がない。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
「ここにおられる友人は狩猟がとてもうまいから、追いつめた後に、引っ捕らえるだけの老犬がいればいいんですと。
— THE RED-HEADED LEAGUE 『赤毛連盟』 青空文庫
明治十五年、予高野登山の途次、花坂の茶屋某方で年十八歳という老犬を見た。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
最後にそのすべてを完成えるように、どうやら老犬らしい奴のバスが、こいつは犬としてもよほど声量をたっぷり恵まれているらしく、音楽会が最高潮に達したおりの、歌手のコントラバスみたいに凄まじい声を立てたものだ。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
どこから出て来たのか老犬は、おびえ切った様子で尻尾を振りながら倒れた家の廻をかけ廻っていた。
— 水上滝太郎 『九月一日』 青空文庫
芝生に倒れて泣いている甲子の側で、老犬は空に向って唸るように吠えていた。
— 水上滝太郎 『九月一日』 青空文庫
作例 · 標準
老犬のペロは、日向で一日中気持ちよさそうに寝ていることが多くなった。
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散歩のペースはすっかり落ちたが、老犬は今も飼い主の隣を歩くのが一番好きらしい。
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獣医は、老犬の体に負担をかけないような生活について丁寧にアドバイスしてくれた。
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