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阿容

阿容
名詞
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標準
文例 · 用例
この中にも書いてある、まるで何だ、親か、兄弟にでも対するやうに、恐ろしく親切を尽して遣つてな、それで生命を助かつて、阿容々々と帰つて来て、剰へこの感状を戴いた。
泉鏡花 海城発電 青空文庫
「間さん、貴方、私の申上げた事をば、やあ道ならぬの、不義のと、実に立派な口上を有仰いましたでは御座いませんか、それ程義のお堅い貴方なら、何為こんな淫乱の人非人を阿容活けてお置き遊ばすのですか。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
怪我せぬ中にその鳥を、われに渡して疾く逃げずや」「返す返すも舌長し、折角拾ひしこの鳥を、阿容々々爾に得させんや」「這ツ面倒なりかうしてくれん」ト、飛でかかれば黄金丸も、稜威しやと振り払て、また噬み付くを丁と蹴返し、その咽喉を噬んとすれば、彼方も去る者身を沈めて、黄金丸の股を噬む。
巌谷小波 こがね丸 青空文庫
それとこれとは異なれども、われ曹二匹争はずば、彼の猫如きに侮られて、阿容々々雉子は取られまじきにト、黄金丸も彼の猟犬も、これかれ斉しく左右に分れて、ひたすら嘆息なせしかども。
巌谷小波 こがね丸 青空文庫
これを廝に告げんとすれど、悲しや言語通ぜざれば、他は少しも心付かで、阿容々々肴を盗み取られ。
巌谷小波 こがね丸 青空文庫
聴水ともいはれし古狐が、黒衣ごとき山猿に、阿容々々欺かれし悔しさよ。
巌谷小波 こがね丸 青空文庫
そして多くの燐れな新参の僧侶が誓言を述べに呼ばれる時には、面※をずた/\に裂く決心をしてゐながら、阿容々々とそれを取つてしまふのも亦確にかうした訳からである。
LA MORTE AMOUREUSE クラリモンド 青空文庫