忙裏
忙裏
名詞
標準
文例 · 用例
すなわちかれらは忙裏の閑をかかる小自然の間にもとめて、洗心の快をやる。
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫
忙裏|荏苒今日に至り、いまだ一回もその結果を世間に報告せざりしをもって、四方より妖怪事実を寄送せられたる諸氏は、これを督責してやまず。
— 緒言 『妖怪学講義』 青空文庫
九三 人須著忙裏占間、苦中存樂工夫。
— 南洲手抄言志録 『南洲手抄言志録』 青空文庫
〔譯〕人は須らく忙裏に間を占め、苦中に樂を存ずる工夫を著くべし。
— 南洲手抄言志録 『南洲手抄言志録』 青空文庫
忙裏山看我閑中我看山相看相不似忙総不及閑 老公はうなずいて、「その通りじゃ。
— 吉川英治 『梅里先生行状記』 青空文庫
その詩は、忙裏 山|我ヲ看ル閑中 我山ヲ看ル相看レド相似ルニアラズ忙ハ総テ閑ニ及バズ という戴文公の詩であった。
— 風の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
そうだな、一ぷく喫しようか」「忙裏の小閑は命よりも尊し――とか。
— 赤壁の巻 『三国志』 青空文庫
忙裏、山、我ヲ看ル閑中、我、山ヲ看ル相似テ、不相似忙ハ総テ、閑ニ不及「ははあ。
— あしかが帖 『私本太平記』 青空文庫