狭し
せばし異読 せまし・せし・さし
'ku' adjective (archaic)頻度ランク #25079 · 青空 259 例
標準
narrow
文例 · 用例
札幌座からは菊五郎一座のびらが来るし、活動写真の広告は壁も狭しと店先に張りならべられた。
— 有島武郎 『お末の死』 青空文庫
浅葱裏を端折りたる馬丁二|人附随い、往来狭しと鞭を挙げぬ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
御出入の商人、職人、盆栽のお見出しに預りたる植木屋までが、驚破鎌倉と馳参じ、玄関狭しと詰懸け詰懸け、夜一夜眠らで明くる頃、門内へ引込みたる母衣懸の人力車、彼はと見れば、こりゃどうじゃ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
この節を機として、諸国より入り込みたる野師らは、磧も狭しと見世物小屋を掛け聯ねて、猿芝居、娘|軽業、山雀の芸当、剣の刃渡り、活き人形、名所の覗き機関、電気手品、盲人相撲、評判の大蛇、天狗の骸骨、手なし娘、子供の玉乗りなどいちいち数うるに遑あらず。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
列仙の集まる蟠桃会を擾がし、その罰として閉じ込められた八卦炉をも打破って飛出すや、天上界も狭しとばかり荒れ狂うた。
— ―沙門悟浄の手記― 『悟浄歎異』 青空文庫
第一の宮に入るの門は広けれども、第二の宮の門は極て狭し。
— 北村透谷 『各人心宮内の秘宮』 青空文庫
一向に心得ねば、笑つて翁に言ひけるやう、御先祖其角の住家より狭しと思すにやと。
— 北村透谷 『秋窓雑記』 青空文庫
憂悒の義の「いぶせし」は気噴狭しの意で、憂える者の気噴が伸びやかでない様の実際に副っている。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
作例 · 標準
古の都の道は、現代の感覚からすれば驚くほど狭し。
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「山高きが故に貴からず、道狭しと言えども通らざるべからず」
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小舟で進むには、この入り江の入り口はあまりに狭し。
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標準
narrow
作例 · 標準
身の置き所もなきほどに、この仮初めの宿は狭し。
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古文の授業で「狭し」という形容詞の活用について学んだ。
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人の心というものは、時にこの針の穴よりも狭しと感じることがある。
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