幻辞.com

皮帯

かわおび
名詞
1
標準
文例 · 用例
それだから、これらの留置場では、理屈を云わせないために、一寸した口ごたえをしようとしても、看守はその留置人をコンクリートの廊下へひきずり出して、古タイヤや皮帯で、血の出るまで、その人たちが意気沮喪するまで乱打して、ヤキを入れた。
――インテリゲンツィアと民主主義の課題―― 誰のために 青空文庫
日本のインテリゲンツィアは、こういう留置場の皮帯も、軍隊のビンタも、すべてを直接に、或は間接に肉体にうけて生活して来たのであった。
――インテリゲンツィアと民主主義の課題―― 誰のために 青空文庫
――大隅の身体は、安楽椅子の上から、この風変りな手術台の上に移され、その首、手、足などが、皮帯でしっかりと台の上に結びつけられた。
海野十三 地球盗難 青空文庫
彼は手と足とを緊縛した皮帯の間から外すことに、なおも熱心だった。
海野十三 地球盗難 青空文庫
そのおかげか、まず右足が皮帯の間からズルズルと抜けた。
海野十三 地球盗難 青空文庫
なるほど傍には、椅子が一つあって、長い皮帯がついている。
海野十三 地球盗難 青空文庫
私は、皮帯を外して、外へ出た。
海野十三 地球要塞 青空文庫
六 信吉はズボンの皮帯を締めながら、クシャクシャな髪をして、隣の室へ出て行った。
宮本百合子 ズラかった信吉 青空文庫