視する
しする
接尾辞動詞-サ変-する
標準
to take a view or perspective
文例 · 用例
) 右に云ふことは然し、何も努力を無視する意ではない。
— 中原中也 『山羊の言』 青空文庫
――芸術といふものが、卑近な意味では、屡々女性的なものだとせられ、甚だしくは論理を無視する処から発生するとさへ考へられるにも拘らず、実は、芸術くらゐ論理的な謂はゞ男性的な性格と環境とを必要とするものはないやうに思はれる。
— 中原中也 『詩と現代』 青空文庫
だから主觀性のない文學は、私の意味での「詩」でない上に、自分の藝術上の立場として、對蹠的な地位に敵視するものでなければならぬ。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
俳壇のいわゆる俳人たちは、彼らの宗匠的主観に偏して、常に俳句を形態上のレトリックでのみ皮相な手法的技巧観で鑑賞するため、句が詩情している本質のポエジイと、その背後にある主観の貫ぬく哲学とを、ややもすれば閑却無視することになるのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
なぜなら詩の翻訳は、翻訳者自身の創作であり、翻訳者の情想や、技巧や、スタイルやの、特殊な同化された血液を通してのみ、原詩の精神を透視することが出来るのだから。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
向合て立つたのは細目の痩形、鼻下に薄い八字を蓄へて金縁の眼鏡が光る、華奢のステツキに地を突いて、インバネスの袖を氣にしながら對手が惡いと見て、怯氣た體、折折無氣味|相に、眼を轉じて前後を竊視する。
— 萩原朔太郎 『二十三夜』 青空文庫
何故ならば、眼はもはや、平行線の二元性を停滞なく追求することができないで、正面より直視する限りは、系統を異にする二様の平行線の交点のみを注視するようになるからである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
この場合の標準になるものは勿論単に心理学的なものの外に非科学的なものがむしろ大部分を占めているのは通例ではあるが、そうかと云って作者は、この種の作物の構成方法が上の通りである限りは、全く科学的要素を度外視する訳には行くまいと思う。
— 寺田寅彦 『文学の中の科学的要素』 青空文庫
作例 · 標準
委員会は、経済的な観点からこの問題を視するでしょう。
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この決定の長期的な影響を視しなければなりません。
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