耳に残る
みみにのこる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to remain in memory (of sounds and words)
文例 · 用例
波の音もなかなかよく撮れていて、いつまでも耳に残るような気がした。
— 寺田寅彦 『映画雑感(4)』 青空文庫
微かにかち合う壜の音がまだ心の中で鳴りひびき、遠ざかって行く跫音が絶望的に耳に残る。
— 原民喜 『冬日記』 青空文庫
それは歿後|幾もなく初夏の季に入つて、誰やらが「大声の耳に残るや初鰹」の句を作つたと云ふことである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
しかし妾の云ったことはお前達の耳に残るだろう。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
この焦れつたい物語は、中村君一流の甘つたれた調子で諄々と語られるのであるが、それを上の空で聞いてゐると、時々、坊つちやん臭い洒落が耳に残るくらゐで、苦笑の果ては「うるさいツ」と怒鳴りつけたくなるだらう。
— 岸田國士 『中村・阪中二君のこと』 青空文庫
ですが、ちょっと耳に残る鈍い音をきいたんです。
— 海野十三 『省線電車の射撃手』 青空文庫
呼んでも、叫んでも、わめいても彼は俺達の手に戻ってこない……おお彼の声がする未だはっきりと彼の叫びが耳に残る「牢獄よ 来い!
— ――静岡市会議員松田辰雄兄へ―― 『彼はいない』 青空文庫
一度聞いたら、一月も二月も耳に残るような恐ろしい声で、わめくのである。
— 江戸川乱歩 『悪魔の紋章』 青空文庫
作例 · 標準
あの歌手の歌声は、一度聴いたら忘れられないほど耳に残る。
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彼の最後の言葉がずっと耳に残っていて、忘れられない。
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美しい鐘の音が、夕暮れの町に長く耳に残った。
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