迚
迚
名詞
標準
文例 · 用例
甲の家庭を乙が模し、丙の家庭を丁が模すると云うような事は、迚ても出来ないことじゃと信ずる。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
そうさ学問などは迚ても駄目だなあ。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
もう今日ではどうしても顔を洗うことができぬ 顔を洗うだけは迚ても手が動かせないのだ。
— 伊藤左千夫 『根岸庵訪問の記』 青空文庫
(呼嗚如斯談話を聞ける吾苦さは迚ても云いあらわすことができぬ)平賀元義の事を是から毎日かく。
— 伊藤左千夫 『根岸庵訪問の記』 青空文庫
私は、その役にも立たない、腐った古行李をもう担いで歩くのが、迚も重くて、足に対して堪えられない拷問になって来た。
— 葉山嘉樹 『浚渫船』 青空文庫
然しだ、私は言い訳をするんじゃないが、世の中には迚も筆では書けないような不思議なことが、筆で書けることよりも、余っ程多いもんだ。
— 葉山嘉樹 『淫賣婦』 青空文庫
迚も立っていられなくなった。
— 葉山嘉樹 『淫賣婦』 青空文庫
え、オイ、そして肺病がもう迚も悪いんだぜ。
— 葉山嘉樹 『淫賣婦』 青空文庫