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名詞
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標準
文例 · 用例
手摺窓の障子を明けて頭を出すと、椎の枝が青空をって北を掩うている。
伊藤左千夫 野菊の墓 青空文庫
外界よりの光を庇、袖垣、または庭の木立で適宜に断することを要する。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
電燈の光をる爲に、ハンケチを出して細く疊んで、眼を隱した兩端を耳の所で押へた。
有島武郎 小さき影 青空文庫
兄は慌てゝそれはもう少し待つてくれと云つたが、彼れは敵意に近い程な激しい態度で兄の言葉をりながら小使を死亡室に走らした。
有島武郎 實驗室 青空文庫
緊張し切つた彼れの神經は不思議な幻覺に働かれて、妻のこはばつた手が力強く彼れの無謀をぎるやうにも思つた。
有島武郎 實驗室 青空文庫
叫び(生活)そのものは断されたまゝになつて、叫びの表現方法が向上して行くのであるから、外的になる筈である。
中原中也 生と歌 青空文庫
みんなをるやうな眼付をしながら耕二に言ひ掛けた、「もう行つて寝ろ寝ろ。
中原中也 耕二のこと 青空文庫
「でも予想してみてもつまらない」、で、私は二無二読み始めたが、殆んど頭には這入つて来なかつた。
――不真面目なわが心…… その一週間 青空文庫