四方拝
しほうはい
名詞
標準
Prayer to the Four Quarters (Japanese imperial New Year's ceremony)
文例 · 用例
忘れもせぬ本年一月元旦、学校で四方拝の式を済ましてから、特務曹長上りの予備少尉なる体操教師を訪問して、苦学生の口には甘露とも思はれるビールの馳走を受けた。
— 石川啄木 『雲は天才である』 青空文庫
眠ったのは五時頃だろうか、今朝は、四方拝のおことわりで、早く起きたので、半分頭が曇って居る。
— 一九二二年(大正十一年) 『日記』 青空文庫
其夜ひき続いて、直日神の祭りから、四方拝とある外にも、今日では定めて行はれてゐない儀式が他にもあつたらしい。
— 祭りの発生 その一 『ほうとする話』 青空文庫
四方拝、実は、高御座の詔旨唱誦であつたのだ。
— 祭りの発生 その一 『ほうとする話』 青空文庫
此は、日本紀の話であるが、此を毎年の行事でいへば、新嘗祭が済んだ後、直に鎮魂祭が行はれ、其がすんで、元旦の四方拝朝賀式が行はれる。
— 折口信夫 『大嘗祭の本義』 青空文庫
春の祭りは、大嘗祭と、即位式と、四方拝と、もう一つ朝賀式とを兼ねたもので、正月の元日から三日の間に行はれるのである。
— 折口信夫 『大嘗祭の本義』 青空文庫
其間に於て、四方拝といふのは、元来は、天子様が高御座から、臣下や神に対して、お言葉を下される事を斥して、言うたのであつたが、後に、支那の道教の考への影響を受けて、天子四方を拝すといふ様になつて了うた。
— 折口信夫 『大嘗祭の本義』 青空文庫
この文明七年の四方拝には、実隆はまた右近衛権中将でこれに勤仕したのであるが、その際の日記に、「一天昇平よろしく今春に在るものか」と認めているのを見ても、公卿一般に蘇生の思いのあったことが、ありありとわかる。
— 原勝郎 『東山時代における一縉紳の生活』 青空文庫
作例 · 標準
毎年元旦の早朝、天皇陛下は神嘉殿の庭で四方拝の儀式に臨まれる。
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四方拝は平安時代から続く、新年の国家の安泰を祈る伝統的な宮中行事だ。
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テレビのニュースで、皇居で行われた四方拝の様子が静かに報じられていた。
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ウィキペディア
四方拝(しほうはい)とは、毎年1月1日(元日)の早朝、宮中の庭で天皇が天地四方の神祇を拝する儀式。四方を拝し、年災消滅、五穀豊穣を祈る宮中祭祀。
出典: 四方拝 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0