禀申
ひんしん
名詞
標準
文例 · 用例
「読み上げます」私領琉球国へ滞留罷在候異国人共之儀に付而者、追々|被仰達候御趣旨之旨、相心得致指揮、仏蘭西人者、無異議引払、英国人は未だ滞留いたし居候得共、国中一統人気も平常に帰し――「わしの禀申書ではないか」「はい」「それが、何うした?
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
」「父上、その禀申書に、書いてござります、琉球国無事安穏のことは、悉く、偽りと、幕府要路へ知れておりまするぞ。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
何んという言葉を使う」「殿中にても、世上にても、左様に申しております」 久光は、手早く、将曹から、幕府へ報告した文面の写しを、取り上げて「この、禀申書の如き、署名は、ただ、将曹一人、藩老の連署が無くて、何故、この藩国の一大事件を、上へ通達するような、軽々しきことをなされました。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫