似ても似つかぬ
にてもにつかぬ
表現形容詞-語幹
標準
quite unlike
文例 · 用例
その反対に、似ても似つかぬところに、新しい驚異の心を抱かれることもある。
— 小島烏水 『火と氷のシャスタ山』 青空文庫
それも自分が杜生から得た物を売ったのならまだしもであって、贋鼎にせよ周丹泉の立派な模品であるから宜いが、似ても似つかぬ物で、しかも形さえ異っている方鼎であった。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
昨夜鶴原未亡人に丸うつしと思ったのが、あくる朝は似ても似つかぬ顔になっていたこともあった。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
地上の、どんな女性を描いてみても、あのミケランジェロの聖母とは、似ても似つかぬ。
— 太宰治 『俗天使』 青空文庫
それも自分が杜生から得た物を売つたのならまだしもであつて、贋鼎にせよ周丹泉の立派な模品であるから宜いが、似ても似つかぬ物で、しかも形さへ異つてゐる方鼎であつた。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
わたくしは少し佇む位置をずらして空地を覗きますと、家畜を飼ったあとらしい柵があったり、器械体操の金棒の設備があったりするその向うに、毀れかゝった土蔵倉と、京都三十三間堂のように横長い物置長屋とは、たとえ古びておれ、表の母家とは似ても似つかぬほど格式張った構えのものでした。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
このバケツの獅子を先頭にして、箒を負うもの、炭取函を首から掛けるもの、例の黒んぼ、赤い風呂敷のスカートの紅毛婦人、支那人、宣教師、按摩、軍人、ヤンキー、アイヌ、似ても似つかぬ世界各国の人種共がそれは滑稽百出で練りあるく。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
幕へ這入って仮面を脱ぐと大賀氏の顔が一面に腫れ上って、似ても似つかぬ顔になっているので皆驚いた。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
作例 · 標準
この作品は、オリジナルの雰囲気とは似ても似つかぬ出来栄えだ。
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彼の性格は、幼い頃とは似ても似つかぬほど変わってしまった。
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似ても似つかぬような絵だが、確かに彼女が描いたものだという。
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