幻辞.com

馬返し

うまがえし
名詞
1
標準
point along a (mountain) pass beyond which a horse cannot travel
文例 · 用例
馬返しより太郎坊まで、羊歯の小自由国や、蘚苔の小王国を保護して、樅落葉松の純林、戟を揃へて隣々相立てるあり、これありて裾野の柔美式なる色相図に、剛健なる鉄銹色を点し、無敵の冬をも呵して、一路空山|料峭の天に向ひて立つものあるなり。
――明治三十六年八月七日御殿場口にて観察―― 霧の不二、月の不二 青空文庫
私が知ってからでも、その当時新道なるものが出来て、仏坂を経てカケス畑に出で、馬返しから四合半で古道に合したものだが、これも長くは続かず、私たちの今度取った路は最新のもので、二合目で前の新道なるものを併せ、四合目で村山からの古道を合せている。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
知らぬ間に、爪先上りとなって、馬返しまで着くと思いがけなく村の男女が、四人ばかり籠をしょって、こっちを見ている。
小島烏水 雪中富士登山記 青空文庫
馬返し辺に至れば、雨ますます烈しくして男体颪の強風吹き捲くって、うっかり足の力を抜けば、五、六町吹き返されるは請合なり。
井沢衣水 本州横断 痛快徒歩旅行 青空文庫
馬返しからそこを經て中禪寺へケーブルカー敷設の企てがある。
幸田露伴 華嚴瀧 青空文庫
それが成就すれば、八分乃至十二三分で馬返しから中禪寺へ行く事が出來るやうになる筈であるとのことだ。
幸田露伴 華嚴瀧 青空文庫
人力車をやとひて馬返しまで下る。
幸田露伴 華嚴瀧 青空文庫
馬返しより自動車を頼んで日光へ下り、東照宮大猷廟その他は今囘は遙拜のみして、稻荷川を渡つて霧降の瀧へと向つた。
幸田露伴 華嚴瀧 青空文庫
作例 · 標準
例句
ウィキペディア曖昧さ回避

馬返し(うまがえし)は登山道などにみられる地名。 馬返し(富士山吉田口登山道) - 富士登山を参照。 馬返し(中央アルプス縦走路) - 将棊頭山を参照。 馬返し(日光いろは坂の起点) - いろは坂を参照。

出典: 馬返し — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0