戮する
りくする
動詞-サ変-特殊動詞-他動詞
標準
to kill (a person)
文例 · 用例
兵士たちは、こういう植民地の労働者を殺戮するために使われ、植民地を帝国主義ブルジョアジーに最も都合がいいように確保するために使われ、(そのために負傷する者もある。
— 黒島傳治 『入営する青年たちは何をなすべきか』 青空文庫
「なんの権利があって人間はこの自由な野の住民を殺戮するだろう」たとえばそんな疑いを起こすだけの離れた立場に身を置きうるであろうか。
— 寺田寅彦 『映画時代』 青空文庫
そのうちに勤王派が盛り返すと今度は佐幕派の全部を誅戮する。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
でないと出来上った六神丸の効き目が尠いだろうから、だが、――私はその階段を昇りながら考えつづけた――起死回生の霊薬なる六神丸が、その製造の当初に於て、その存在の最大にして且つ、唯一の理由なる生命の回復、或は持続を、平然と裏切って、却って之を殺戮することによってのみ成り立ち得る。
— 葉山嘉樹 『淫賣婦』 青空文庫
そして、人間が人間を殺戮することに対する抗議ははたして無力に終るのであらうか。
— 原民喜 『戦争について』 青空文庫
科学の発達が、益々大規模な戦争を可能にし、大規模になるということは益々罪のない穏和な人民の大量を殺戮することである事実に、深刻な現世紀の人類的悲劇を見るのは、戦争放火者たち以外のすべてのまともな人々の心情である。
— 宮本百合子 『「人間関係方面の成果」』 青空文庫
健康な人間が健康な人間を殺戮するために科学の精髄をつくして研究している、その莫大なエネルギーと費用の幾分でもが、人類にとって不幸きわまりないこの病菌からの解放のためにふりむけられることこそ、ヒューマニティーの義務であると思わずにいられない。
— 宮本百合子 『病菌とたたかう人々』 青空文庫
さうして彼等は殘忍冷酷なる殺人者の通性として鬼の如く無情に惡魔の如く暴戻に一個の哀れな人間の生命を滅戮する努力に喘ぎながら、無言の勝鬨のうちに凝視してゐたのだ!
— VIOLENT CREMATION 『無法な火葬』 青空文庫
作例 · 標準
法典には、国家への反逆者は一族もろとも戮すると厳しく定められていた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
暴君は、自分に逆らう者を次々と捕らえては、見せしめとして戮するよう命じた。
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戯曲のクライマックスで、主人公は父の仇を戮すべきか否かで葛藤する。
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