幢幡
どうばん
名詞
標準
hanging-banner used as ornament in Buddhist temples
文例 · 用例
ラヂオは傳へる式殿の森嚴を、目もあやなる幢幡、銀の鉾射光の珠を。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
彼の腹は巨万の富と一世の自信とを抱蔵してゐるかのごとく素晴らしく大きく前に突き出てゐて、一条の金の鎖が腹の下から祭壇の幢幡のやうに光つてゐた。
— 横光利一 『頭ならびに腹』 青空文庫
奈良の寺々に樹て並べた外国風の幢幡は、見も知らぬ飛鳥・藤原の宮人の口などから、生れたものと思はれる。
— 折口信夫 『幣束から旗さし物へ』 青空文庫
右は大体契沖の説だが、「青旗の木旗」をば葬儀の時の幢幡のたぐいとする説(考・檜嬬手・攷證)がある。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
そのずっと上の屋根になって居る所に最勝幢幡と露台が金色の光を放って周囲に突っ立って居るです。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
その吉祥幡というのは五色の薄絹で造り、ちょうど我が国の寺堂の幢幡形の小さなような物です。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
――なるほど、香花、燈燭、幢幡、宝蓋などをささげた行列――それはすでに船をはなれて上陸していた。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
作例 · 標準
お寺の法要では、色鮮やかな幢幡が本堂の軒下から吊るされる。
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仏前を荘厳に飾る幢幡は、一枚一枚手作りで、そのデザインは地域によって異なる。
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供養のために奉納された幢幡が、静かに風に揺れていた。
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