客膳
きゃくぜん
名詞
標準
low tray of food for guests
文例 · 用例
時としてはまた、酋長が客膳を飾る、皿の中の肉となる。
— 大杉栄 『奴隷根性論』 青空文庫
直ぐ傍の台所で、女中達が拭き並べる客膳の音、板場の罵る声、幾が帳場から台所、客室への挨拶などで小速に踏み歩く足音、それらが高く入り乱れ、間断なく響いた。
— 田畑修一郎 『鳥羽家の子供』 青空文庫
天城の山襞から流れ出た澄明な水に育った大きな鮎が、客膳を飾るに接しては人の心に鮮味の動くを感ずるであろう。
— 佐藤垢石 『香魚の讃』 青空文庫
清助は奥の部屋と囲炉裏ばたの間を往ったり来たりして、二人の下女を相手に働いているお民のそばへ来てからも、風呂の用意から夕飯として出す客膳の献立まで相談する。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
」 やがて客膳の並んだ光景がその奥座敷にひらけた。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
夕方、客膳が運ばれて来たけれども、私は箸を取る気になれなかった。
— 豊島与志雄 『未来の天才』 青空文庫
原田に客膳を奢らせて晩飯を食いながら、えらい鼻息で話し始めた。
— 谷崎潤一郎 『The Affair of Two Watches』 青空文庫
二十八 北湖先生は客膳を召し上る。
— 高濱虚子 『俳諧師』 青空文庫
作例 · 標準
宿では、美しい **客膳** に伝統的な食事が供されました。
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各ゲストは、様々なおかずが入った **客膳** を受け取りました。
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個室は、いくつかのエレガントな **客膳** で設えられていました。
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漆塗りの **客膳** にてお茶を楽しみました。
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