甲走る
かんばしる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to make a shrill sound
文例 · 用例
すぐに出ますよ」 甲走る声は鈴の音よりも高く、静かなる朝の街に響き渡れり。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
」 と女中は思入たっぷりの取次を、ちっとも先方気が着かずで、つい通りの返事をされたもどかしさに、声で威して甲走る。
— 泉鏡花 『縁結び』 青空文庫
「卑怯者ッ、宮内の卑怯者ッ」 甲走るきいの声は、焔と煙とを衝いて、板屋の棟にいる宮内に届いた、宮内はゲラゲラと、精力を一途に集めたような、笑い声を上から浴せかけて酬いた。
— 長谷川伸 『討たせてやらぬ敵討』 青空文庫
「灯、灯」 誰やらの聲が甲走ると、氣のきいたのが、奧から手燭を持つて來ました。
— 双生兒の呪 『錢形平次捕物控』 青空文庫
「灯、灯」 誰やらの声が甲走ると、気のきいたのが、奥から手燭を持って来ました。
— 双生児の呪 『銭形平次捕物控』 青空文庫
――安岡つ引の癖にしやがつて、矢鱈に人を縛つてどうするんだ」 幾間か隔てて、お近の聲が甲走るのです。
— 三つの死 『錢形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
夜中の静寂を破って、遠くで救急車のサイレンが甲走った。
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子供たちの甲走る声が校庭に響き渡り、昼休みの賑やかさを伝えていた。
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山道で突然、獣の甲走る鳴き声が聞こえ、思わず立ち止まった。
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