傅育
ふいく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
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文例 · 用例
」とその手を引き、「ゆえあってそちと君尾とは、生まれ落ちるから手もとに置けず、残念ながら嬰児のうちから、一人は銅兵衛、一人は平左衛門へ託して傅育させたのだが、逢わざること十数年!
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
四 中学校の校長は、先年皇子傅育官長になって死んだ、三好愛吉先生だった。
— 大杉栄 『自叙伝』 青空文庫
母というのは前にも述べたごとく、甘露寺親長の姉で、寡婦となってのち子の傅育に忙わしかったが、文明二年十月の末実隆が十六歳に達し、従四位下少将まで進んだ時、鞍馬寺において落髪した。
— 原勝郎 『東山時代における一縉紳の生活』 青空文庫
以前は王子|傅育官を務めて、今も嬢の頭の中を転がっている、フィリップ殿下の御幼少時代は、この人が御養育したのだという。
— 橘外男 『グリュックスブルグ王室異聞』 青空文庫
いつか検事のハルトアン氏と一緒に倶楽部で逢った元|傅育官だったという老人……あの律義そうな老人が、四、五日前に伯爵邸へ訪れて来たきり、今もって姿を見せぬという。
— 橘外男 『グリュックスブルグ王室異聞』 青空文庫
初めてあの傅育官の老人に逢って、伯爵邸と殿下の御動静に見張りをつけてから約二カ月半ばかりの後、北の国の夏は束の間に過ぎて、蕭条たる秋がもうその辺までやってきている頃であった。
— 橘外男 『グリュックスブルグ王室異聞』 青空文庫
殺されているのは、四、五日前にこの邸へ入ったきり、姿を見せぬとエッベから知らせのあった、あの元|傅育官の老人であろう。
— 橘外男 『グリュックスブルグ王室異聞』 青空文庫
殿下の手紙を読んだ今、一切は明白である、連絡者でも何でもない、昔の縁故を辿って殿下と伯爵の両方へ出入りして、この傅育官こそが殿下の動静を筒抜けに伯爵に通謀していたのであろう。
— 橘外男 『グリュックスブルグ王室異聞』 青空文庫
作例 · 標準
彼は幼い頃から、高名な教育者の手によって厳格に傅育された。
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若き世継ぎを立派な王に育てるため、経験豊富な臣下が傅育にあたった。
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慈しみを持って傅育されたおかげで、彼は心優しい青年に成長した。
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