間一髪のところ
かんいっぱつのところ
表現名詞
標準
close call
文例 · 用例
ここが間一髪のところさ。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
間一髪のところで、こらえた。
— 太宰治 『狂言の神』 青空文庫
といっしょに、三本めの短いドスがかわすあとからおそいかかって、間一髪のところを上にそれつつ、プツリとまたふすまに突きささりましたものでしたから、うろたえたのは伝六で、なにはともかく正体を見届けなくてはとばかり、あわてて短檠をふりかざしながら、庭先へさし出そうとすると――「兄貴!
— 曲芸三人娘 『右門捕物帖』 青空文庫
仕方がないから、下宿の老婆を煽てて家じゅうから買物の空箱やら、クリイニングから洋服を入れてくるボウル紙の箱や何かをありったけ徴収し、それへ手当り次第に放り込んだのを糸で縛ってタキシへ投げ入れ、狂気のように疾駆させて、ほんとに間一髪のところで船へ聯絡する汽車の出発に間に合ったのだった。
— 海のモザイク 『踊る地平線』 青空文庫
といふのは、あんまり勢ひが良すぎたので、線路を飛び越してしまつて、間一髪のところで、線路の左右位置を異にしたこの選手の生命を無事置き残して、列車は通過してしまつたのである。
— 坂口安吾 『風人録』 青空文庫
そのもうもうたる煙の中に、両艇はついに衝突かと思ったが、間一髪のところで、丸木艇は、舳をぐっと上に向けて、ひらりとかわした。
— 海野十三 『火星兵団』 青空文庫
それだけの力の傾きを将に間一髪のところで支えている心というのは。
— 一九四〇年(昭和十五年) 『獄中への手紙』 青空文庫
やがて、間一髪のところで、息せき切って到着して、お詫びの雨あられだ。
— REAL DRAMAS 『真劇シリーズ』 青空文庫
作例 · 標準
「子供が道路に飛び出したが、トラックが急ブレーキをかけ、間一髪のところで助かった。」
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「火災報知器の音で目が覚めた。間一髪のところで燃え盛る部屋から脱出できた。」
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「山道で足を滑らせたが、友人が腕を掴んでくれたおかげで、間一髪のところで転落を免れた。」
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