練習船
れんしゅうせん
名詞
標準
school or training ship
文例 · 用例
永代橋の河下には旧幕府の軍艦が一艘商船学校の練習船として立腐れのままに繋がれていた時分、同級の中学生といつものように浅草橋の船宿から小舟を借りてこの辺を漕ぎ廻り、河中に碇泊している帆前船を見物して、こわい顔した船長から椰子の実を沢山貰って帰って来た事がある。
— 一名 東京散策記 『日和下駄』 青空文庫
永代橋の河下には旧幕府の軍艦が一艘商船学校の練習船として立腐れのまゝに繋がれてゐた時分、同級の中学生といつものやうに浅草橋の船宿から小舟を借りてこの辺を漕ぎ廻り、河中に碇泊して居る帆前船を見物して、こわい顔した船長から椰子の実を沢山貰つて帰つて来た事がある。
— 永井荷風 『水 附渡船』 青空文庫
うっそうとした木立のそばには、船体をまだらに塗った海軍の練習船が碇泊していたが、木材と帆布でできたその船は、一時代前の海上生活を思いださせた。
— THE ECHO OF A MUTINY 『歌う白骨』 青空文庫
このいわゆる怪光は水産講習所の練習船雲鷹丸の乗組員によって発見されたもので、丸川久俊氏によると、この光の中に船を乗り入れた時は、八十尺のマストの頂部までその光が反映し、甲板上で新聞が読める程度に明るかったと言う。
— 武者金吉 『地震なまず』 青空文庫
龍睡丸が、南の海で難破してから、中川船長は、練習船琴ノ緒丸の、一等運転士となり、私たち海の青年に、猛訓練をあたえていられたのである。
— 須川邦彦 『無人島に生きる十六人』 青空文庫
物語のなかに、すっかりとけこんでいたので、よいやみせまる女良の鎮守の森の、大枝さしかわすすぎの大木の根もとに、あぐらをくんでいるのだと思っていたが、この大木は、練習船|琴ノ緒丸帆柱で、頭上にさしかわす大枝は、大きな帆桁であった。
— 須川邦彦 『無人島に生きる十六人』 青空文庫
下流の真ん中に、商船学校の練習船大成丸の白色三本マストの颯爽たる姿。
— 山本笑月 『明治世相百話』 青空文庫
いつか見た商船学校の練習船もこんな形だったぜ」「ワア、ごらんよ、ごらんよ。
— 江戸川乱歩 『新宝島』 青空文庫
作例 · 標準
練習船での半年間にわたる航海は、厳しくも多くのことを学んだ貴重な経験だった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
港には、未来の船乗りたちを乗せた真っ白な練習船が停泊していた。
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遠洋航海に出る練習船を見送るため、大勢の家族や友人が岸壁に集まった。
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