泣き別れ
なきわかれ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
parting in tears
文例 · 用例
『そこで親分、街の酒場で鱈腹酒をのんでから、さあ俺は馬賊だ斬るなり殺すなり勝手にしろ、と大あぐらを組んだところが、すこぶるかん単でさ、冷たいものがすうと首筋を撫でたと思つたら、首と胴とが泣き別れで獄門の上で寒風に晒されるといふわけですからな。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫
かの女は和歌山縣の小學校で同僚としてくツ附き合つたが、どすかおん坊の血統だと云ふ評判を聞いたので、兄の不承知をしほにその男を??最後の夜を夜ツぴて泣き別れたと、かの女はこちらに白状したことがあるが??棄てて來た。
— 憑き物 『泡鳴五部作』 青空文庫
かの女は和歌山縣の小學校で同僚としてくツ附き合つたが、どすかおん坊の血統だと云ふ評判を聞いたので、兄の不承知をしほにその男を――最後の夜を夜ツぴて泣き別れたと、かの女はこちらに白状したことがあるが――棄てて來た。
— 憑き物 『――泡鳴五部作』 青空文庫
それから女と泣き別れの愁歎場がよろしくあって、とどあの晩汽車の窓で手巾を振ると云うのが大詰だったんだ。
— 芥川龍之介 『路上』 青空文庫
それはほんたうに泣き別れでありました。
— 石川三四郎 『浪』 青空文庫
花嫁の泣き別れ で、その家を出ます時分には花嫁は大抵大いに泣き悲しんで馬に乗ることを肯じない。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
こちらはそれほどにも感じて居らんのですけれども、非常に泣き立てて送られたものですから私も荷持も泣き別れに別れました。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
いかにしてこの二度と抱きしめることのできない生命との余儀なきわかれにも、そのいのちに意義あらしめるか――価値あらしめるか――捨てるまでも、鏘然とこの世に意義ある生命の光芒を曳くか。
— 風の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
作例 · 標準
卒業式では、親しい友との泣き別れを経験した。
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戦争によって、多くの家族が泣き別れになった。
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彼は故郷を去る時、家族との泣き別れが辛かったと語った。
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